ゆかテーブル
わりばしを使うことに心をいためて、自分のお箸を持ち歩く人がいるけれど 建築の現場で処分される材料の山を見たら 失神してしまうんじゃないかな、と思うことがある。
フローリングは「束」で仕入れるのでとくに半端がでやすい。 またそれぞれに好みがあるから 倉庫にとっておいたとしても、次に登板する機会があるかどうかあやしいところだ。 はなれのインテリアは構造上必要な打ち放しのコンクリートを そのまま床の仕上げとしたので ややもすると少し硬く冷たい雰囲気になってしまいそうだった。 そこで、工事でいらなくなったフローリングを使って まかない風のテーブルをつくることに。 そのままでもすごくきれいで強度も十分な厚み3cmの無垢の杉を フローリングとなるべく同じ方法で施工してやることで まるで一枚板のような迫力と手触りをもちつつ とても簡単でリーズナブルに大きなテーブルができた。 「フローリング」という名前のせいで、つい床しか見なくなるけれど 少し顔をあげてそこにあるものにもう一度ふれてみれば まだまだいろいろな風景が見えてくるかもしれない。
|